過去作歌詞まとめ

【空に向かう】

いつか気づいたことがある
目の前に佇む正義な世界が
匂わなくて そっと瞼を閉じていく
街に埋もれた君がまだ
空に向かうまでに何日掛かるか
知りたくなって
地面を蹴飛ばしてみる
空気になって弧を描いて
雨を弾く身体が
動いてるうちに 春風を待つ
都合の良い時間を

ただ空回りで見送った
一人 何も言わずに
だから君が空に向かうまで
鳴いてあげるって決めた
星はまたすぐに降るさ 僕が何か望めば
いっそ この世に悔いを撃ち込む為に
永遠に願うよ

代わる代わる離れていく
誰の背中さえ 今思うと色濃く焼き付いて
雨に 流れてはくれない

弧を描く手に 任せて
覚えてる限りの 解を辿るのに
何か違って 苦く笑い飛ばしてみる

相槌を歌う歌はないさ とうの昔に分かってる
だから夢中で 声を枯らして 空に近づいて

ふと 見上げるせいで気づくんだ
君の呆れた顔を
その旅に 誓った季節から
ひとつも変わりはしない
星はまた すぐに降るさ
春風を越えて 願うよ
夜も 僕も 汚れた街も残して
永遠に貫け

長く塞いだ 瞼を切って
放り投げた視界は
優しさに溢れていても
心が空を切る

ただ 空回りで見送った
一人何も言わずに
だから 君が空に向かうまで
鳴いてあげるって 決めた
星はまたすぐに降るさ 僕が何か望めば
いっそこの世に悔いを撃ち込む為に
永遠に願う

いつまででも願うよ 星空はまだ会えないけど
この場所が 終わるとするなら
もう 届かないのだろう
星はまた すぐに降るさ
夜も 消し飛ぶくらいに
遠く続く 光の先を捉えて
空に向かうよ

 

 

ワームホール

静まる景色は 望まない
僕等の様な事態を
ただ惨めに 消えるのを待ってる

目を開けば 優しいノイズの中
ふらふらと動く
恨み 殺気 何も持たず
感じるのは

記憶を辿る 僕等は
ここに来た理由がある
どれもこれも綺麗で 優しさなどない

少しずつ 僕等は
飢えと未来を失くす
側に置いた宝物が
僕を置いて 渦に飲み込まれていく

望まれる為に
消えない為に
恨み 殺気 さえも 支えの様に

記憶を辿る 僕等は
希望をぶつけに来たのさ
誰の為でもなく 何も知らずに

気がつけば両手に 僕等は
飢えと未来を掲げ
渦を巻いた時間に
震えながら ただ

飲み込まれていく
飲み込んでいく
宝地図 想い描いて

記憶を辿る 僕等は
そこに理由がある

 

 

【心のまま】

流れる大気の様な 背景はここに
行き場をなくして 留まっているだけ

明かりが差す 街の肌
繰り返し見てきた
僕には 関わりのないものばかりで

這い上がる 太陽の色
受け止められずに ただ

蚊帳の外で
足掻く勇気すらないまま
痛みも道も 繋げずに
落ちていく 心のまま
旅を続ける

千切れそうな
夢の切れ端を 大切に
縫い合わせながら
何度でも 立ち直る
錯覚と共に

もう 振り返らない
誰もがそんな風に見えた
バラバラの体で 何ができるかは
なんとなく 気づいていたけれど

沈み切った心は ただ穏やかに
地べたに飽きて ふと
顔を起こせば 新しいこの街

忘れていく 痛みも優しい日々も
いつかまた 思い出すだろう
今はこの 心のまま
旅を続ける

千切れそうな
夢の切れ端を 大胆に
縫い合わせながら
裸足で 駆け抜ける街を信じて

 

 

【正しき勇者】

端をちらつく 素直なものが
間違いなく 正しい今日で
従いながら 噛みしめる
遠い夢の国の懐かしさ

バイバイ 大好きな
間違いだらけの日々
名残惜しいけど バイバイ
消えるわけじゃないさ 僕の回路も
ただ もっと根元が変わったのかもしれない

喜ぶ所だよ きっと

小さな声 飲み込まれていく
悲鳴にもならず 優しく 自然に
か細くも熱を持った 誰かの誤ちが
呪文みたいに ただすっと
浄化されていく
僕が憧れていたのは

バイバイ 大好きな
間違いだらけの日々
こんにちは
立派な世界を導くTrues
バイバイ 大好きなDracky, Bakudan Baby
いずれそっちのやりがいに気づいて

小さな声 誰も知らない

悲鳴にもならず 優しく 自然に
誇りなんてものは1コインにもならないさ
僕が憧れたのは
心殺しても 闇どもが蝕むだけさ
僕が憧れたのは
僕が憧れていたのは 正しき勇者

 

 

【separation】

未来を拒み続けるのなら
恐れることもない
それなのに 引き戻す手は隠し続ける
僕はどうやって ここまで来たのかを
わからずに 思い出しもせずに
拒み続ける 未来の為に

時間を止めよう
感情も 言葉も
消えなくていい そこにいて
受け入れてくれよ

動き出す
無情にも鮮やかな 世界を引き連れて
時間を止めよう 時間が割れていく

僕はどうやって ここに居るのかを
誇れなくて 選べなくて
時に流されたこの腕を
嫌えなくて 止めようとしたんだ

時間を止めよう 惑いも 悲しみも

”僕はどうやっても 明日を辿っても”
ここまで来た道筋を 思い出せる様に
誰がどうなっても
未来に進んで時を分けても
それを 思い出せる様に選ぶよ

 

 

【約束】

とっくに捨てたはずの地図が
記憶を広げて指し示す
誰にも見せたくない僕だけのストーリー
大げさに

期待は胸の奥にしまって
はみ出す夢を押し込めた荷物は
部屋の片隅で今もまだ 埃を被ってる

散々な毎日を 僕ら共に見てきた
耳障りと言われた君も
何も伝わらないと嘲笑われた僕も ここにいる

紐解き 放つ 明日へ飛ばせ

空は遠くても 瞬く星が微笑む
暗い畦道を照らす 数少ない道標
静かに願いを込めて 約束を果たそう

とっくに捨てたはずの地図が
命綱になるって 笑い話
誇れるか 信じられるか
どうだっていい 心のままに

散々な毎日に 救われたこともある
弱さを手に入れたこと
何も伝わらない 強き人の声も

少しだけ見えたはずさ
空は遠くても 約束を果たそう
今一度 紐解き 放て
誰も咎めはしない
僕らの欲望は 止まることも知らずに溢れ出す
全部願いに込めて 約束を果たそう

 

 

【街】

遠く遠く 時間の外側へ
出口は足元に ずっと転がっていた

浮き足立つ 空中から見上げた街は
僕らの遥か水面下で 胎動を続ける
逆立ちの海 灯台から散らばる街が
まるで夢みたいに
いがみ合い 沈んでいく

全てを見失って
コンパスの群れが踊る

絡まる昨日今日明日と
見上げる海 僕が立つ空は
無限に 感触のない道
突き破る時間の端 ループを抜けて
沈んだ街を降らせに行く

遠く遠く
壊れたコンパスが示す
遠く
時間を解く交差点

逆立ちの海 泡立つ街を洗い流して
コンパスの群れが
さらけ出る都市を示した

絡まる天地上海に
漂う空 僕が立つ雲は
無限に 感情を生むポケット
突き破る胎動 彷徨う電波の海で
街はアップデートを重ね 沈み行く
乱れた磁場の端を抜けて
遠く遠く まだ見ぬ昨日へ

 

 

【空と回路】

点線みたいな 思考回路のせいで
うつむく昨日も 途切れる
なんて簡単な話でもないけど
確かに 空が笑った

まるっと喜べる様なものでもないけど
顔くらい見せてみる
煽られついでに 鼻で笑う
過ぎ去りし日々よ

忘れないよ
仕方なく 覚えていてやる
思う様に動かない体も
全部投げ出した その瞬間も
多分 忘れないよ
今は雲一つない空
何も考えず ただ包まれていく

今見たものが まだ続くかどうかなんて
見たものでも分からないさ
その確率を 上げるかどうかは
それぞれの回路が導く

いつも見えていた
どこにいても つきまとう空に
一つ伝えてみる
明日また会えるといいなって
もう一つ 伝えてみる
明日に行くのが怖いって

握る手の中に 滲む汗を強く握る
意外にも 熱を持つ体に
気づいて笑い 手を解いていく
だけど 忘れないよ
伝えた意味と 君の顔を
思考回路の隙間に  組み込んでいく

 

 

【yah】

憧れた今日はとっくに
見ない振り 明後日に
の前の朝を 避けて通ればいい
筈もない

立ちすくむ影を 映し出す陽は
明日に向かっていく
止まらない眩しさに できることは
視界すら視ないだ

聞こえる声 
研ぎ澄まされて
遠ざかっていくよ

言葉を交わせる波は
録って聴いた様な
思ってたよりずっと
見窄らしく 情けないもので yah

聴くに耐えず 僕等は目を開け
かっ穿ったまま
こんな風に こんな有様で
生き永らえて来たんでしょ

変わらない場所が引き止める
て勝手に決めつけて
街も人も 君も僕も
とっくに 変わってゆく

聞こえる声
耳をつんざく様に
さも自然なトーンで

言葉を交わせる程の
信念もないけど
思ってたよりずっと
見窄らしく 情けないものを手に

乾いたままでいいさ 目を開け
見えるものは何
何もない 夢も希望もない
世界を見て滲むものは何
わかってる

音のない世界で
ただじっと 欲望をつぶやき
わずかな陽を灯して ゆく

 

 

【イレギュラー】

道なりに沿って歩いて
目指すものもなく歩けば
ボロボロの君が 転がってた

視線は 共に避け合って
何事もなく 終わる今日が
続けばいいなって

ある朝そこに戻って
何かしらの跡辿って
驚く程 何もなかった

在り続ける この一本道に
疑いを向け始める

滑り行く日々の端に
潜むイレギュラー
過ちを 記憶が塞いでいく
また君に会う時に デジャヴを見た
晴れ渡る 高い空の日


人気のないこの道で
見間違うのは難しくて
たまたま記憶が残ってる
ボロボロの君の苦悶な表情さえ
事細かく思い出せる


滑り行く日々の端に
潜むイレギュラー
過ちを 記憶が塞いでいく
また君に会う時に デジャヴを見た
晴れ渡る 高い空の日

夢と現実を行き交い
潜むイレギュラー
それは 僕の方なのかもしれない
夜明けの空に 現実味がなくて
目を覚ましてみる
夢に帰る
君は まだ光り輝いている

 

 

【横目の路】

掛け替えに頼るべき今の
腐り果てた信念はいつでも
折れる準備万端の枝っ切れ
もう忘れたつもりで
胸を締め付けるパズル
ピースをあてがって
これでもない これでもないと

ランドもスケープゴート 僕等はそれに
届かないってわかって

睨む太陽の光 為す術もなく当てられ
選んだ枝道は 影に覆われて

逆光の色に染まる軌跡を横目
投げ捨てる日々
枷のない靴さえ 脱ぎ捨てて
欠けたピースの絵と 記憶を照らし合わせ
あてがう景色は
血で夢を見る程に
染みつき 沸き立つ

ランドスケイプ スケールの圧 横目に
選んだ枝道は 腐って構わない

逆光の色に染まる軌跡は
遥か太陽に続くとしても

欠けたピースの絵は
思い描いてたはずの 絶景でも
今夢に見る程に 視界が伸びていく

 

 

【まごうことなき】

透ける様な日常を 見上げれば
乾いた笑いも降らず
もやの奥に ぼやける何かが
清らかに揺らめく
吸い込まれる様な色で

飲み込んだ言葉は
夜の帰路に 溶けて見失った
追う気力も 自分の為でさえも
心が動かなくて

旅の途中 目を閉じる

背中から聞こえる
荒れた土を踏み鳴らす 鈍い音は
ただうなだれた指を 揺らすだけなのに

騙される程真ん中に 震えを見間違う
そんな訳がないのさ
だって この足は離れず


分離する心と身体すら
気のせいだったのかもしれない
この鼓動は思い過ごしで 意味もない
叫びたくなる程に 邪魔なものだよ

旅の途中

目を閉じて聞こえる
いらない聴きたくもない 綺麗な歌が
ただうなだれた指を 揺らすだけなのに

騙される程真ん中に 震えが伝わっていく
跳ね返りに映る僕は 紛うことなき現実さ

 

 

【Shoe Kicking】

ページが終わる カレンダー
書き散らした 暗号の跡
今は もう分からない
空のペンケース越しに

映り込む景色は 風に揺れる様で
ふと 手を伸ばしてみたくなる

空の色は同じさ
心が違うだけ ただ それだけ
曇りのち晴れたら 口笛も通るよ
空の色は自由だ 鏡の様に 心を写す
明日天気になれ

水溜りに空 朝焼けに寝ぼけ眼
続く道の上で 開くカレンダーが
映し出す景色は 風を呼んでる様で
ふと目を逸らしてしまう

空の色は同じさ
心が違うだけ まだ それだけ
明日が晴れたら 踏み出してみるよ
空の色は不安だ 鏡の様に心を写す
明日天気になれ
空の気も知らずに わがままに心を委ねるよ
明日天気になれ

明日は天気になれ